母の日のプレゼント、何が欲しい?と聞くと、母が言った。
「熊撃退スプレーかな。」
なかなか衝撃的な回答である。
カーネーションでも美容グッズでもなく、熊撃退スプレー。
でも母は、山登りや畑仕事が趣味。
最近は熊の出没ニュースも増えているし、「まぁ、たしかに必要か……」と思い、そのまま購入した。
住宅街でも熊が出る時代
しかも、私が住んでいる地域にも熊が出没する。
山の中ではない。住宅街である。
最初はニュースを見ながら「怖いねぇ」と話していた程度だった。
でも、よく考えたら私は毎日、0歳の赤ちゃんを抱えて、3歳の娘と歩いて保育園へ通っている。
もしもの時は、私が二人を守らなければいけない。
そう思った瞬間、急に他人事ではなくなった。
熊スプレーは安いものと何が違う?
調べてみると、熊よけスプレーって意外と高い。
「高っ!」と思ったけれど、ちゃんとしたものは噴射距離が12メートルほどあるらしい。
噴射時間は6〜7秒。
一方、安いものだと噴射距離が4メートル程度の商品もあるとか。
4メートルって、もう近すぎない?
その距離、ほぼ戦いである。
もちろん、使わないで済むのが一番いい。
でも、「もしも」の時に後悔したくない。
値段は少し高くても、身の安全を優先することにした。
母の日のプレゼントのはずが、私も購入を決意
子どもを連れて歩くようになってから、“自分のため”というより、“子どもを守るための備え”を考えるようになった気がする。
というわけで、母の日プレゼントのつもりが、最終的に私も熊よけスプレーを購入することにした。
山登りをする人だけじゃなく、畑仕事をする人、小さい子どもと歩く人にも、備えとして必要な時代なのかもしれない。


コメント