掃除のあとに出会った、不思議なお婆さんの話

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娘とたくさん掃除をしたあと、近所でやっていたイベントへ出かけました。

娘が楽しそうに遊んでいると、

「かわいい子だね〜。頭を撫でさせてちょうだい」

と、ひとりのお婆さんに声をかけられました。

普段の私なら、知らない人に子どもを触らせるのは少し警戒してしまいます。

でも、そのお婆さんは不思議と嫌な感じがしなくて。

娘もニコニコしていたので、

「どうぞ〜」

と答えました。

するとお婆さんは、

「とっても素直に育っているね〜」

と言いながら、娘に100円をくれたのです。

「ん!? これは掃除の効果か!?」

と、思わず笑ってしまいました。

普段なら遠慮してしまうところですが、その時はなぜか素直に受け取ってしまいました(笑)

すると今度は、お婆さんが私に向かって、

「旦那さんを立てれば、子どもはまっすぐ育つからね。旦那さんの悪口は言わない方がいいよ」

と言ったのです。

私はその言葉に、思わずドキッとしました。

なぜなら、それは今の私にとって一番の課題だったから。

子どもの前で喧嘩をしたり、夫の悪口を言わない方がいい。

そんなこと、頭では100も承知です。

でも、ワンオペ育児をしていると余裕がなくなって、どうしても夫に優しくできない日があります。

「なんでこの人だけ普通に生活してるの?」

そんな気持ちになってしまう日も正直あります。

だからこそ、

“見透かされたのかな…”

と思ってしまいました。

その日は、母も一緒に来ていました。

私の母と、私と、3歳の娘、そして0歳の息子。

するとそのお婆さん、今度は母に向かって、

「嫁をもらうということは、親の心をもらうということだよ。大事にしなさい」

と言ったそうです。

母のことを、夫側のお母さんだと思ったみたいです(笑)

最後にお婆さんは、

「変な宗教はやってないから安心しな〜」

と言って去っていきました。

でも私は、

“なんだか神様みたいな人だったな…”

と思ってしまいました。

今でも夫に優しくできているかと言われたら、正直あまりできていません。

それでも、お婆さんの言葉を時々思い出して、

少しだけ優しくしてみよう、

少しだけ言い方を変えてみよう、

そんなふうに思うようになりました。

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